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生活を支援する職員に求められる介護課程と専門性について学びました。

介護過程とは、介護者が要援助者にどのように向き合い、意図的にどのような援助をするのか客観化・言語化することです。また、適切な援助内容は、要援助者の望む生き方への支援でなければなりません。そのために、他者・要援助者理解が求められるのです。介護者の価値観を白紙の状態にして要援助者の価値観に寄り添う介護は、創造力を伴うアプローチとなります。なぜなら、介護サービスが提供されるとき、要介護者の発達段階によって、もしくは医療現場と介護現場(在宅と施設)等によって、援助内容に差異が生じることを認識して関わる必要があるからです。求められるのは、生活のなかで、明日に対する希望を見い出すことのできる支援であり、ささやかな希望の創造とも言えます。たとえ身体的に自立の厳しい対象者であっても役に立てる「何か」を創造し希望や目標に繋ぐ、それは、本人だけでなく家族の繋がりを含んだ広義な関わりであり、想像力を働かせた支援になります。ゆえに、希望や目標を感じとれる支援に繋ぐ創造力が介護独自の専門性の一つになると感じました。

田中安平教授お忙しいなか本日も有難うございました。

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