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【御礼 内覧会】たくさんの方に来ていただきました

10月23日にオープンします、「特別養護老人ホーム うすきの里」で内覧会を開催しました。関係者向けは9月25~27日、一般の方向けは9月30日~10月4日、合計8日間開催しました。
病院の連携室の皆さま、包括支援センターの皆さま、居宅介護支援事業所の皆さまをはじめ、ホームページや折り込みチラシをご覧になられた皆さま、近くに住まれている皆さまなど、8日間合わせて490名の方がお越しになりました。
本当にありがとうございました。

介護が必要になる主な原因は認知症です。認知症は男性よりも女性に多く発症し、2025年では5人に1人が認知症になると言われています。認知症の割合は75歳を超えると急激に上がり、65~69歳に比べて75~79歳は6倍以上高くなります。

認知症高齢者の増加に伴い、介護施設では生活の質を高める介護サービスが模索され、AI介護を導入し始めています。なかでも、睡眠や表情を測定して適切な介護に導くAI技術は、グローバル企業を巻き込み革新が図られ、効果を上げています。

生活リズム(1日の睡眠・覚醒・起床リズム)

生活の質は生活リズムを整えると高まります。生活の質は睡眠と表情から推測でき、AIにより睡眠状態を測定し、表情から感情指数を推測します。適切な入眠時間に誘導し、睡眠時の中途覚醒を減らすことで生活リズムを整え、感情指数を活かして行動や感情を整えることができます。ベッドでの体位変換もAI制御され、AI自動体位変換マットレスを用いると通常の8倍の頻度で体位変換されます。褥瘡予防と介護の質を高める効果があります。

環 境

施設は生活場面に合わせた明るさが大切です。リラックスが求められる空間に比べて活動性を高める空間は3倍以上明るくしました。水洗トイレは移動式が導入され、昇降式の洗面台で状態に合わせた環境に整えます。転倒検知AIセンサの検証により転倒リスク軽減が図られ、入浴を噴流浴にすることで車椅子のまま利用できるリラクゼーション効果が期待されます。

活 動

大型モニターに懐かしい街並みや風景、子どもが遊んでいる姿の映像を流し、旅行や活動を疑似体験します。生活の音刺激、カレーやごはんの炊ける匂い刺激が活かされます。プライミング効果で、活動性を高める、心理を踏まえた介護が提供されます。

感 情

タブレットの内蔵カメラで表情をAI解析し、よい感情を示す映像がAI選択されます。懐かしい絵や手続き記憶を活かす回想療法等を用いて心地いい感情に導き、生活の質を高めます。

AI化された介護

介護はAI化により大きく変わりました。噴流浴などの物理的な介護だけでなく、睡眠や感情のデータ活用で生活の質を上げる効果が期待でき、心理を活かした介護にAI介護が加わることで、「ひと」の感性と可能性を高めることが期待できます。

最新の施設動向と導入しました専門機器やシステムについてご説明させていただきました。

うすきの里 内覧会   うすきの里 内覧会

うすきの里 内覧会   うすきの里 内覧会

施設の明るさは、場面に合わせて調整することが大切になります。リラックスが求められる居室や廊下などは200 lux程度とし、活動性を高めるパブリックスペースは600~800 luxとして、落ち着きと活動性を両立させる環境を目指しました。
水洗トイレは設置式でなく移動式を採用し、昇降式の洗面台で状態に合わせられる環境を整えました。
入浴は、普通浴に加えて噴流浴を導入し、残存機能を活かした自立支援が車椅子のまま利用できるリラクゼーションと一緒に提供いたします。

うすきの里 内覧会   うすきの里 内覧会

うすきの里 内覧会   うすきの里 内覧会

当施設は、ご家族様と暮らしていると思える家族参加型の施設家族構想を以て運営されます。地域と共にあり、地域の一部として、つながっているという安心感が得られる施設を目指して尽力して参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。