889名の方々が内覧会にお越しになりました
内覧会にお越しいただきありがとうございました
内覧会において、表情・睡眠・ケアに関するご質問が多く寄せられました。
表情
表情は睡眠の質と関連があり、重い認知症(HDS-R 0≦5)を患っていても測定できます。たとえ「伝わっていないかな~」と思えても気持ちは伝わっていることを示す研究があり、経験の長い看護師や生活支援員の方が言われる「聞いていらっしゃいますよ」「喜んでおられますよ~」に本質があると思っています。
睡眠
日中活動していると脳に疲労(熱)が溜まります。睡眠は溜まった熱を冷やし、生活の疲れや心の健康に導く役割があります。睡眠状態を測定することで、適切な入眠時間や起床時間、日中のケアを検討することができます。くわえて、生活の質を判断できます。
孤独
内覧会で「孤独を感じないケア」に関するご質問が多く寄せられました。幸せ感情(幸福)には、覚醒レベルの高い「気持ちの高まる幸せ感情」と、覚醒レベルの低い「落ち着きのある幸せ感情」があると考えています。
「気持ちの高まる幸せ感情」は、心理療法やレクリエーションなどの好きな出来事があった時に感じられ、「落ち着きのある幸せ感情」は生活の懐かしい音や香り、ゆっくりした人の気配などから得ることができます。
一方孤独は、幸せ感情とは逆の感情になり、人の動きや生活音が少ない静かで寂しい環境下で感じやすくなります。
「孤独を感じないケア」には、適切なケアの提供と心理的な要素を検討した環境が大切になると考えています。
入居された方だけでなく、ご家族様にとって「前向き」な施設となるべく尽力して参ります。
引き続き「特別養護老人ホーム うすきの里」をよろしくお願いいたします。