フォローアップ研修 2022年
2022年度新入社員を対象にフォローアップ研修が開催されました。
生活支援員、トレーナー、理学療法士、キッチンワーカー、事務員の30人が参加しました。
コロナ禍の影響で、他人と話す・会うことが激減し、コミュニケーション能力が衰えています。当グループではアフターコロナに向け、ご利用者様はもちろん、ご家族様へのサービス向上を目指しスタッフへのサポートの一環でフォローアップ研修を開催しました。今回の研修は、「情報を共有するなかで、リーダーシップ及び発表力・問題解決能力の向上を目指す」を目的にしています。
【①】
はじめに、自己紹介をグループごとにしてもらいました。スタート直後は全然声が聞こえない状態でしたが10後には笑い声が聞こえるようになりました。自己紹介の内容を掘り起こし質問することで、新入社員同士で仲が良いが、全然知らない一面を知ることもできたようです。また入社して早くも8か月が経過し、社会人としての自覚と常識を携えることが出来ているのか、スタッフ同士でチェックしました。
【②】
社会人になると仕事・プライベートにストレスを抱えることが多いです。ストレスと上手に付き合っていくためにはどうすれば良いかということも問われます。そこで、ストレスマネジメントについて【株式会社 ジーアール コミュニケート】公認心理士・臨床心理士 松元 理恵子氏 に講演をしていただきました。
ストレスは、①インパクトの強いもの、②インパクトは強くないが長く続くもの・頻度が高いものの2種類に分けることが出来ます。ストレスを感じ始めたら、初期症状の兆候が現れ始めます。主な症状として、目が疲れる・肩が凝りやすくなる・背中や腰が痛くなるなどです。
新社会人に多いのが「燃え尽き症候群(バーンアウト)」です。燃え尽き症候群とは、それまでの熱意や意欲が燃え尽きたように消失してしまう状態のことです。新社会人として仕事を頑張ろうと意気込み仕事をはじめます。仕事を覚えていくなかで、自分の仕事に地震や充実感を得られない、疑いをもつようになります。それでストレスを感じるようになります。
社会人として、ストレスを仕事に影響させないようにすることが大切です。ストレスに対する抵抗力を高める方法を知っていることが上手な人生を過ごすコツだということをご教示いただきました。具体的には、休憩をとる・睡眠を確保する・スポーツをする・栄養補給をするなどです。社会人として生きていくために、①自分なりのストレス解消法を工夫する②相談できる人を作る、この2点を上手に活用することが大切であるとのお言葉を頂戴いただき、講演が終了しました。
【③】
参加者全員に事前課題を提出してもらいました。内容はモチベーションを上げるにはどうすればよいのかです。特性要因図を利用し、要因分析と対策を見つけ出すグループワークをおこないました。モチベーションがあがらない理由を4つの要因に分け、それらの中で更に原因を把握し、対策する作業しました。この作業をおこなうことで、結果である特性がどのようにしてもたらされたかを図式化して、そこに潜んでいる問題点をあぶり出すことが出来ます。同期だからこそ共感できること、新たな発見をすることが出来ました。
【④】
先輩スタッフ講話として生活支援員総主任と副主任に講話していただきました。職場では何よりも、やる気と元気が必要ということをおっしゃっていました。生活支援員自身が気持ちに余裕があると、ご利用者様により良いサービスをすることが出来るということを学びました。
【⑤】
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられました。新入職員にも18歳になった職員もいるので、改めて成年の意味について学びました。成年とは「一人で契約をすることができる年齢」という意味を持ちます。クレジットカード作成やローンなどの消費者トラブルについて詳しく知る必要があります。正しい知識を持ち、便利に使っていく術を身に付けていく必要性を改めて認識しました。
新入職員同士の悩みや疑問点を共有することができ、これからの社会人生活に弾みができたフォローアップ研修になりました。
これまで学んできた事を未来の後輩たちに教えることの出来る先輩になって欲しいです。
※本研修は参加者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒、室内換気等を徹底して行っています。