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鹿児島国際大学デジタルパンフレットに当法人相談員が掲載されました。

鹿児島国際大学2017年卒 今村さんが同大学から取材を受け、デジタルパンフレットに掲載されました。

進化を遂げる医療福祉分野において、クライエントの抱える課題解決に相談員として日々向き合う今村さんは、同大学で学んだことが、臨床現場でどのように活きているかなど、体験談を交えてお伝えしたようでした。

超高齢化社会の現在は、1日あたり、総人口が1,453人減り、719万人が通院し、131万人が入院しています。勤務先「きいれセントラルクリニック」の医療ニーズが増えるなか、相談員を務める今村さんは、多様なクライエントの問題に、ご家族の協力を得ながら、行政や施設を巻き込み課題解決に努めています。

多様化するソーシャルワーク
現役人口が約1,000万人減少する2040年問題がやってきます。同年65歳になる高齢者の平均寿命は,男性の4割,女性の7割が90歳となり、女性の2割が100歳になると言われ、人生100年時代に突入します。これらを背景に相談員に求められる役割として、支援を必要とする高齢者の、身体だけでなく「こころ」の健康に繋がる広範なソーシャルワークが大切になります。
一方、介護分野は技術革新が繰り返され、2040年には、ロボットが介護する時代になると想像されています。ロボットによるケアを前提とした介護施設や高齢者住居が普及し、ロボットが活躍するデジタルケアが当たり前になります。人々の意識も変わり、デジタルケアが好まれる時代になるとも言われます。人の手で行うケアから、人とロボットが役割分担するデジタルケアが一般化した社会では、社会福祉士や介護福祉士には、介護技術や心理療法に加えて、デジタルリテラシーが求められ、多様なソーシャルワークが問われます。
変わりゆく福祉や介護を背景に、同大学 社会福祉学科では、介護福祉士を育成する「介護コース」が人気で、本年度は定員を上回る応募があったようでした。当法人でもデジタル化・ロボット化・システム化・外注化を図り、熟練したスタッフでないと判断できない「気づき」もロボット化しました。その結果、直接的な介護を担う時間は4割ほどに減り、生活の質向上を意識した、さまざまな心理療法が提供され、役割は介護からメンタルケア中心となり、新卒者の応募も増えました。仕事内容の変化を受け、職種は介護職から「暮らし」と「こころ」を支える生活支援員になり、認知症ケアのプロとして活躍しています。社会福祉士と介護福祉士の資格を持つ今村さんは、大学生活の4年間で学ぶべき方向性を体験に基づき述べたようです。
「鹿児島国際大学デジタルパンフレット」鹿児島国際大学 GUIDE BOOK 2023 (d-pam.com)