鳳凰高等学校総合福祉科 出前授業
鳳凰高校へ出前授業に行ってきました!!
6月30日 金曜日、鳳凰高等学校総合福祉科からのご依頼を受け、総合福祉科1~3年の生徒さん48名、桜山中学校3年生の生徒さん21名に、ニコニコタウンきいれが高齢者介護の現場で取り組む内容を、体験学習していただきました。生徒と年齢の近い鳳凰高校出身の1年、2年目のOB、OG職員を中心に、指導に当たる直属の上司がサポートに回る形で同行し、介護現場の魅力を伝えました。今回の体験学習で中学の生徒さん、高校の後輩の生徒さんに何かを得て頂きたいという思いで、卒業生の職員が中心に次の目的をもって、内容を考案し、進行しました。
出前授業の目的
高等学校進学を決める中学3年生の大事な時期、介護現場の先進的なICT(情報通信技術)やAI(人口知能)導入の取り組みを体験し触れることで福祉分野への関心を高めていただき、福祉分野への進学の動機に繋がれば、福祉業界の人材不足課題に一石投じることになる。一方、福祉業界ではICTやAIの導入は不可欠だが、最終的には人が介在しなければ達成し得ない職業であり、これからも魅力や将来性の高い職業の一つであることを広めたい。
介護事業所の取り組みを体験することで、専門性を目指し総合福祉科で学ぶ生徒さんが現場をイメージしやすく、実践と学びがつながることで今後の授業に生かされる。カッコイイ先輩たちの成長をみて、目指す専門性や良い刺激を感じてほしい。
鳳凰高等学校で学んだ先輩たちが、社会人として介護実践現場でどのくらい実力が付いたか、日々の業務では感じにくい成長を実感できる機会を得られる。過去の学びの場で原点に戻り、自分たちが元々描いていた介護観はどう変化したのか、より深い考え方が出来るようになったか振り返ることで、さらに成長する自分が想像でき、効果的な自己研鑽につながる。
体験型学習
- 認知症予防の取り組みとして脳と運動の関連性の理解と認知症予防運動としてデュアルタスクを活用する能力を身につける、運動と認知の二重課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた「コグニサイズ」
- 不安の軽減、精神的な安定、自発性・活動性の促進、身体の運動性の向上、コミュニケーションの支援、脳の活性化、リラクゼーションなどの効果があげられる「療育音楽」
- 介護現場のイメージを払拭すべく、現場の負担軽減や事故防止、そして記録の簡易化やデータに基づき支援の構築を目指す「ICT機器の活用と介護現場の未来」
中学の生徒さんからは「イメージと違い、感動した。職場の職員さんは生き生きしているし、お年寄りの方々もこれなら楽しく過ごせることが出来るだろう。」と目をキラキラさせながら感想をいただきました。鳳凰高等学校の生徒さんは、「ニコニコタウンきいれさんで実習をさせていただいた際、職員さんの丁寧で優しい指導が印象に残っています。本日このような介護現場で実際行われる内容を目の当たりにし、職員さんが生き生きと取り組める職場なので、ご入所様が生きがいをもって過ごせていることは間違いないとおもいます。」「授業では経験できない感動や有意義な経験が出来ました。」とコメントをいただき、卒業生の先輩たちの鼻がいつもより高かったのは気のせいでしょうか?
鳳凰高等学校・桜山中学校の皆さま、ありがとうございました!
ニコニコタウンきいれでは、職業の魅力を伝える体験会、福祉講座など、ご要望やご依頼があればいつでもお応えいたします。