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第1回 リーダー社内研修「観察力」

2021年12月6日 古城 裕喜 講師による社内研修

オフィス藤田研修事業部 代表の古城裕喜様・古城順子様を講師に招き、中堅スタッフを対象に社内リーダー研修を開催しました。
リーダーに求められる能力はさまざまです。たとえば、制度を踏まえた現場理解、他職種を巻き込み連携する為の伝える力、チーム支援など、多様で複雑です。今回からの研修は、ご利用者によりよい支援を提供する為に、リーダーのステップアップを図るものです。
初回研修は、「観察力」について学び、活用手法を検討しました。

最初に、事例を挙げてご利用者の状態変化を予測します。既往歴や生活歴から考察される状態を、お互いに意見を出し合い予測し、観察のポイントを検討しました。

古城講師は、「ご利用者の様子が『いつもと何かが違う』と気づけることが大事です。」と話され、迅速な対応に繋げるため、?スタッフがご利用者本人の話を深く聴き、多くの視点から観察できること、②違和感をスタッフ間で速やかに共有し合えること、これらが重要になるとご説明いただきました。
参加者たちは、個々が持つ知識の重要性よりも、スタッフ同士が繋がりやすい、連携し易い環境が維持されているほうが、利用者の生活の質へ影響することを再認識しました。

私たちが思う利用者の安心・安全ではなく、利用者が望んでいることは何かを感じ取れる、利用者が望んでいることを引き出すスキルが重要でした。ご利用者が自身の行動を選択、決定ができるようなケアとは、感じ取り引き出すスキルが要になることを学びました。私たちが対人援助職として目指すべき目標、或は、専門職としてあるべき姿を、今一度自己覚知する講義となりました。
古城講師、本日はありがとうございました。