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第6回 リーダー社内研修「医療連携・多職種協働の意義」

2022年2月21日 古城 裕喜 講師による社内研修

今回の研修テーマは、「医療連携・多職種協働」でした。
はじめに、前回の介護保険制度研修で学んだ、人口減少、地域包括ケアシステム、共生社会などを振り返り、『医療連携・多職種協働』は、なぜ必要かを協議しました。

スタッフからは、「利用者がサービスを受けるうえで、選択肢として必要だから」「各専門職の知識を組み合わせることで、それぞれの強みを生かした支援が提供できる」「幅広い利用者層の生活を支えることができる」と意見を出し合い、連携・協働の意義を検討しました。

現在、科学的な介護が進められ、根拠のある支援が問われているものの、事例検討を深めると、科学的根拠に基づく援助だけでは、利用者の幸福感・満足感を得難いこともみえてきました。生活を担う生活支援員には、「こころ」の健康を守ることも求められるので、「こころ」を意識した「医療連携・多職種協働」として、科学的介護を提供することを検討しました。

利用者にとって一体どんな配慮が足りなかったのかをグループで話し合いました。「一方的なサービスの提供になっていて、本人の気持ちは置いてきぼりになっている気がする」「症状の分析だけじゃなくて、本人はどう思い、何を感じているかを関係者で共有したほうがいい」など、利用者が気がかりと感じる要素を取除くために、利用者の想いを中心に他職種で補完しあうチームの必要性を理解しました。

今回の講義を通して、参加者は現場リーダーとして、或は、利用者に多面的なアプローチを提供するために、医療連携・他職種協働の理解が深まったと思います。今後は、職種にかかわらず、関係者を巻き込み、同じ目的・目標を持って取り組みたいと思います。

古城講師、本日はありがとうございました。

※研修は受講者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒等、室内換気も徹底してオンライン形式で行っています。