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第2回 社内研修「認知症ケア」

2021年11月8日 古城 講師による社内研修

先週から始まった古城講師による社内研修。
今回のテーマは「認知症ケア」でした。

そもそも認知症とはどのような状態を指すのか?
それぞれの行動や引き起こされた要因を詳細に分解し検討しました。

脳の部位別の働きから中核症状、周辺症状を学びつつ、
ご利用者の困りごとや症状につながる要因を考察しました。
「あれ! ココどこだっけ?」
「コレって何だっけ!」など、
繰り返される失敗や不安を疑似体験し、分かったつもりの寄り添ったケアについて、具体例を挙げて検討し、ご利用者が感じる心理について学びました。

認知症の理解は、評価的理解、分析的理解、共感的理解の3段階があり、引き起こされる言動は、見ることのできる評価的理解に留まらず、心理を思考する分析的理解を図り、そのうえで、ご利用者の言動の意味や心理に対する共感的理解を深めていきます。このプロセスで課題解決の糸口を見い出すことが大切でした。「認知症ケア」は、援助者自身の思考の転換が重要になることをご講義いただきました。

学ぶほど奥が見えてくる「認知症ケア」は、生活支援員だけでなく理学療法士を含めた多職種に心理的な目線とプロセスを学ぶ機会になりました。
残り3回の講義の中で、更に学びを深めたいと思います。
古城講師、本日もありがとうございました。