新着情報

第4回 社内研修「身体拘束~根拠を活用してニーズと向き合う~」

2021年11月22日 古城 裕喜 講師による社内研修

私たちは、日頃から医療・介護従事者として感染症や認知症、身体拘束や虐待問題について学んでいます。今回の研修は、ケアの視点から日頃の支援の当たり前を見直し、ケアの本質についてグループワークし、ご利用者が思う気がかりをいかに取り除くかを古城裕喜 講師にご教示いただきました。

はじめに、そもそもなぜ虐待や拘束がいけないことか?
当たり前のテーマからはじまりました!
これまでのケアを振り返り、私たちが持つ「日頃の当たり前」を見直し、考え方の骨格を構築する手法を学びました。

次に、グループワークで「ケア」の構造を深掘りしました。
そもそも、「不適切なケア」とは何か?
グループで意見を出し合います。
不思議なことに、話し合うことで、答えに一定の方向性がみえてきました。
注意すべきことをしっかりと認識し、チームケアに導きます。
「Take care of = 気がかりを取り除く」
私たちからみる安心・安全ではなく、ご利用者が思う気がかりをいかに取り除くか、その志向性にこそケアの本質があるとご教授いただきました。

グループワークで、自分の志向性を顕在化させていきます。
自分が出来事をどのように捉えているのか、他者の志向性に寄り添い認知的共感を行うことで、自己覚知へと繋がることを学びました。

身体拘束と虐待、利用者のニーズ、ケアの本質について、今までの考え方を表面化させながら、志向性と共感性を見直す機会となりました。
受講者は、今日体得した知識を現場で活用して実践へと移してください。

古城講師、本日はありがとうございました。