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第1回 新人セミナー

第1回 新入社員研修カリキュラム(2021年4月13日)

本日から2021年度 新入社員研修カリキュラムが始まりました。
鹿児島国際大学 福祉社会学部 社会福祉学科 田中安平 教授 にご講演いただきました。
本カリキュラムは1日2コマ、計30コマおこなわれます。
新入社員は各現場での仕事を行いながら受講します。
田中安平教授は、社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員の資格を有し、且つ 長い介護現場の経験があります。一方、研究者としても多くの実績を残し、「介護福祉のコアである専門性とケアカウンセリングの有効性に関する研究」で博士(社会福祉学)の学位をおもちです。
このカリキュラムでは、「介護福祉援助技術」の存在の必要性と実践の土台となるケアカウンセリングマインドの重要性を理解すること。事例を通してケアカウンセリングの実際的活用法と解決手段を一緒に考えます。

第1部
入社したばかりで緊張している新入社員の皆さんに、どんなことでもいいから自分の意見や考えをどんどん発信するようにブレーンストーミングやKJ法についてのお話がありました。物事を考えるときには、周辺情報を広く集めて、質よりも量を出す。そこから、既存の要素の新しい組み合わせを見つけること。先入観に捉われない柔軟な発想が福祉の現場に求められているということでした。

第2部
障害を持つとはどういうことか。私たちが当たり前に行う生活は、一つひとつの行為の束であり、それが困難の連続になりうることを理解しました。当たり前の基準は人によって大きく違っていることを深く理解する必要があるということでした。

田中教授から、
「ご利用者は何のために生活している?」
「私たちのどのような行為に対して、ご利用者が心から感謝の気持ちを感じると思う?」
介護の本質に迫る深い問いに新入社員の皆さんは中々意見が出てきませんでした。

介護の本質を大きく理解したうえで、これからより介護の専門性について学んでいこうと励ましの言葉もいただきました。

田中教授、本日はありがとうございました。