新着情報

第13回 新人セミナー

第13回 新入社員研修カリキュラム(2021年10月12日)

「多様な介護の意味を理解する」をテーマに、生活環境の違いによる介護の仕方についてご講話いただきました。医療現場と福祉施設、或は在宅など、クライエントの置かれている生活環境は異なります。運動・食事などの生活習慣も異なることから、介護は、高齢者の身体機能に影響を与えるこれらの違いを踏まえる必要があり、自ずと、介護サービスの方向性も環境で異なってきます。

第1部 医療現場における専門的介護について
治療という環境下にある医療現場では、治療は医療主体になるのは当然ですが、専門的介護で捉えると、範囲は限られるものの、クライエントの主体性が尊重される介護になります。限られた範囲の生活支援とは何か? 最大限活かせるサービスとは? クライエントにより異なる限られた範囲の主体性について、検討し心掛けることが専門的介護を理解することになるとお話になられました。

第2部 福祉施設における専門的介護について
最初に、施設介護は地域介護であることを事例で学び、介護保険制度のなかでの多職種連携についてご講義いただきました。
介護保険による介護は、サービスごとの基準を踏まえて取り組むことが重要になります。新入職員は、介護保険を踏まえた介護の在り方に触れ、他職種と連携して関わる地域介護としての専門性を知り、それぞれの専門職の方向性と事業所ごとの特性について事例を通して学びました。
田中教授、本日はありがとうございました。