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第4回 新入社員研修

「生活」について

新入職員が思う生活とは、「好きな事をしてその人らしく生活していく事」「人間が人間らしく生きる為におこなう行動」「生きて生態として活動する事」「生活行為を自己選択・自己決定して自分らしい生活を行う事」「睡眠や食事など生きていく行為」など多くの意見がありました。生活というものはどの事業所でも同じ行為になりますが、内容は変わってきます。例えば、海辺で生活する人たちは魚を刺身でたべます。内陸の人たちは魚を塩や酢に浸けるなどして食べていました。生活の中身はそれぞれ違いがあります。生活自体は同じですが生活の質は異なります。特養、老健、グループホームの中では、生活の質は微妙に異なりますが生活自体は同じなので支援の方法も同じであるとご教授頂きました。

ニコニコタウンきいれ   ニコニコタウンきいれ

本人が主体的に生きるための支援サービスを提供することが重要とされます。しかし、認知症が発症した場合や、寝たきりになって言葉を発することが難しくなった利用者様とも私たちは関わりをもちます。障壁があっても主体的な生活を送ることができるように考え支援をおこないます。私たちの支援が利用者様にとって「生きていて良かった」「まだ生きて良いんだ」と感じていただけるサービスの提供を専門職として追求することが大切だとお話しされました。

ニコニコタウンきいれ   ニコニコタウンきいれ

介護とは忙しいです。何故忙しいかというと、生活は忙しいからです。一度トイレに行ったら後に、30分待つこともできない方もいらっしゃいます。自分で行く事ができない場合は「すみませんトイレに連れてってください」とお願いされます。「さっき行ったばっかりですよ」ともし言われたら自分の立場であったらどうですか?バイオリズムは変化します、日によっては何回もトイレに行くこともあります。返す言葉によって、相手は悲しい思いになります。しかし、自分でできないからこそ生活支援員がいます。人間社会は他者との関係性の中で成り立っています。介護の現場では状況によって判断することが多くあります。相手の思いを察しながら対応しなければなりません。素人では難しいからこそ専門職のプロが必要とされます。状況によって瞬時に判断しなければなりません。介護の学びを深め、状況に応じて判断が出来るように取り組むことが大切であるとご指導いただきました。

 

今回のカリキュラムにて、利用者様の生活について学びを深める事が出来ました。その人らしい生活を送って頂く為にも私たち生活支援としての関わり方の重要性と必要性を改めて考えるカリキュラムとなりました。相手の方の言動に対しての思いや関わり方のご指導を頂き、利用者様が満足して生活を送って頂ける支援のあり方を見直し今後も取り組んで行きたいと思います。研修で学んだ事を活かし、質の高いサービスが提供できるようにこれから頑張ります。

田中先生、本日はありがとうございました。

※研修は受講者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒等、室内換気も徹底して行っています。