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第15回 新入社員研修 最終回

これまでの研修を振り返り各自の今後の抱負

田中安平講師による新入社員研修は最終日となりました。これまでの第1回から第14回のカリキュラムを振り返り、生活支援の専門性と支援方法を総括し、新入社員一人一人が今後の抱負について発表しました。田中講師より全員に向けてご指導を頂き、今後の成長と自信に繋がるカリキュラムとなりました。

新入社員からは、研修を通して・「自分が苦手な経管栄養の方の着脱介助やオムツ交換がスムーズに出来るようになり、利用者様に満足して頂ける生活支援のサービス提供を行い、双方笑顔になれる生活支援のプロになります」、「利用者様に対して心身ともに寄り添い、支援を行う際も落ち着いて頂けるような笑顔を心掛けながら支援を行いたいと思います」、「一人一人の利用者様に合った支援を行うために、コミュニケーションを図りその方の性格や生活歴を知り、理解を深めながら支援を行いたいです」などの意見が挙げられました。

新入社員研修   新入社員研修

田中講師より今、皆さんが発表した内容をどのようにしたら現場で出来るのかなと、一歩前へ進めて考え実践して頂きたいですとお話がありました。知識もですが介護技術もどのようにして能力を向上していくのかについて、これまでの研修内容を振り返りながら、現場に入った時に利用者様と接して疑問に思う事などは、たくさんの本を読みながら学んだり先輩に聞いたり、先輩の行動を見ながら自分の技術を高めていく事で、本当の専門家に成長していきます。本当の意味の専門家とは、能力を伸ばす努力を行う事が大事であり、自分に合ったやり方をどうやって身につけていくかが今後の課題となります。また、コミュニケーションスキルで注意して頂きたいのは、価値観の違いでこれから先の介護に影響が出てきます。職員間同士で「私はこう思います」「私はこのように考えています」などと、それぞれが専門家へ成長してくると当然、意見の違いも出てきます。そんな時に「なぜ、こんなに意見が違うのか」と考えることが大切です。お互いの意見に専門性がある分その意見をどのようにすり合わせるかで次の前進に繋がりますと助言を頂きました。

専門職になってくると様々な専門用語が出てきます。現場では、トランスファーはどうだったか、またラポールが大事ですと言われた時にトランスファー?ラポール?いったいなんだっけ?とならないように専門用語についても学ぶことが大事です。専門用語が出てきた場合には、言葉を理解し自分のものになるように学びを深めます。専門用語は国家試験を受ける際に当たり前のように出てきますので、最終的には介護福祉士の資格を取りさらに専門性を高める事が出来るように頑張りましょう。資格を持っているということで利用者様の安心感も更に高まり、仕事も自信に繋がりそして、やりがいに変わります。

介護技術の向上について

介護技術においは介助の方法も数多く有り、今では機械の導入やスライディングシート・スライディングボードの介護用品の導入で介護が行いやすくなっています。当然自分たちの手を使っての介助技術も行いますが、介護用品についてはあくまでも介護の基礎技術を習得した上で介護用品を使用することが大切です。基本的な技術が出来なければ、道具が無い場合は介助を行う事が出来ない可能性があります。専門家は道具が無くても出来る技術を身につけた上で、「このようにしたら楽に出来ますよ」と利用者様やご家族に、根拠をもとに説明が求められます。基本を知っているからこそ応用の説明が出来ます。基本を知らない人が「これは応用です」と言ったとした場合は応用ではなく自己流になります。基本を知らなければ「なぜこのようにするのですか?」と尋ねられた時に説明が出来なくなってしまいますので注意が必要です。様々な場面でその時その時の状況に合わせた介助が行えるようこれからも頑張りましょうと田中講師よりご指導いただきました。

新入社員研修   新入社員研修

第1回から第15回のカリキュラムにて、田中講師のご指導のもと、介護の本質についての学びと専門職としての自分達の役割をしっかりと学ぶことが出来ました。また、1人ひとりの価値観や生活の捉え方を多角的に学ぶことが出来ました。毎回のカリキュラムで介護についての疑問を田中講師より事例を通して分かりやすくご指導いただき、不安が自信に繋がる研修となりました。今後は専門職としての知識や技術の学びを広げ、研修で学んだことを現場で活かしながら、生活支援員として自分の能力を磨いていきたいと思います。
田中講師、4ヶ月(15回30コマ)研修いただき誠にありがとうございました。今回の学びを糧に、よりよい支援を目指して専門性を向上してまいります。
田中安平講師、ありがとうございました。

※研修は受講者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒等、室内換気も徹底して行っています。