第4回 新人研修 ~2024~
お互いの立場に立って、より良いケアを考える
介護要するご利用者様に対し、ベッド上での介助、移乗動作、排泄介助、入浴介助など、様々なケアを行っています。
今回は介護される側・する側、お互いの立場に立って、実技を通して、より良いケアを考えてみる機会になりました。
不快なケアが与える影響
私たちが普段のケアで、力任せに介助をしていないか、それぞれの立場でどう感じるかグループで考えました。また、力任せに行うケアを繰り返しおこなう影響として、拘縮や褥瘡などの二次障害に繋がっていく可能性があることを学びました。ケアをする際は、不快な刺激とならないような身体への触れ方やかかわり方が大切であることを学びました。そのために、身体の仕組みを理解し、体の動かし方を学び実際に体験しました。
自分自身・仲間の身体も守る
介護する側においても、中腰姿勢など身体への負担がかかっている不良姿勢になっていないか、意識することも大切です。身体に負担のかかる不良姿勢をなくすために、体重移動のコツを学びました。ベッド上での介助の場合、ベッドの高さを調整するなど、ケアをする周りの環境への意識も大切であることを学びました。身体的な負担を減らすケアは、自分自身の身体を守るだけでなく、一緒にケアをする職員の負担を減らすことに繋がることを学びました。
動作介助の体験
寝返り動作や起き上がり動作、移乗動作・車いす等での座り直しの介助を交互に体験しました。普段のケアとの違いや、ご利用者の方はこのように感じているのかと考えること。ケアをする立場として、ご利用者様の機能を活かし、お互いに不安のないケアを実施する必要性を感じる時間となりました。
まとめ
今回の研修を通して、介護される側・する側、双方において安全で安心なケアをしていくことの重要性を学びました。また、ご利用者の生活を支える専門職として、行っているケアがご利用者の生活にどのような影響を与えているのか考える時間となりました。そして、介助の方法だけでなく、ご利用者の生活に対する想い、目標に対して、支援者としてどのようにケアを考えていくことが大切だと感じました。
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