第7回 新人研修
平行移動と起居動作
介助に入る前には必ず利用者様のADL(日常生活動作)・身体の状態を確認する必要があります。介助をする前にはお声掛けをし、説明と同意を得ます。その際に麻痺側がどちらなのか?立ち位置は右?左?と判断しなければなりません。
声掛けは、利用者様と目線を合わせて健側斜め45度のからすると安心されます。
同意を得る事、また協力動作の働きかけもします。一方的に支援をするのではなく、どの程度まで自分で出来るのかを確認し、自立へ向けた介護技術を思案します。また、一つ一つの介助を行う際には必ず声掛けを忘れないようにします。
腰痛予防のためにベッドの高さを調整しますが、ベッド柵は外さないようにしましょう。ベッド柵を外した状態で調整をすると転落の危険性があります。
介護者はケアしやすいように利用者様の身体をコンパクトにしてもらいます。健側の足は声かけをしながら出来る限り自分の力でして頂くことが大切です。出来る事を介助しないように注意が必要です。患側側の身体については介護者が支援します。
力を加える向きや身体の使い方を勉強しました。また、身体を密着することにより、より安全に安心感を持って頂く介助技術が求められます。介助の途中で体調に変化が無いか、1つの動作ごとに表情や体調の確認をしながら支援をします。
普段私たちが何気なく身体を動かす時にどの様にして身体を動かしているのかを考えました。自然な身体の動きに合わせて身体を動かす事で簡単に身体を動かせることを学びました。研修生のみなさんはボディメカニクスを意識しながら、手の位置、足の位置と一つ一つの動きをお互いにチェックし合いながら身体の使い方を学びました。
まとめ
今回の研修では、介護技術の基本を振り返り、普段提供している介助技術を思い出しながら学びを深めてました。入社してから3ヵ月が経過します。利用者様との関係性も少しずつ構築し良い関係づくりが出来てきていると思います。特に声掛けの立ち位置、目線の高さ、言葉遣いなど初心を忘れず丁寧な言葉遣いを意識し笑顔で接しながら、さらに良い関係性が築けるように取り組んで頂けたらと思います。安心して任せて頂ける介護技術を身につけ専門性の高い支援を提供できるように頑張ります。
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