第10回 新人研修
ポータブル介助
居室のベッドからトイレまでの移動距離が離れているとき、夜間に何度もトイレに目が覚めてトイレへ移動するのが大変なとき、ベッドサイドにポータブルトイレを設置する方法があります。
職員の勝手な判断で設置するのではなく、何故ポータブルトイレが必要なのかを利用者様に理解して頂いたうえでの設置が望ましいです。
ケアの際は、バスタオルを用いてプライバシー保護に配慮し、排泄が終わるまで待機します。ADLの状況によっては近くで見守る必要性が有るのか、無いかを判断する場合もあります。
ポータブルトイレを使用した後は中身を捨てていつも綺麗に心掛けましょう。そのままにしておくと臭いが染みついたり、利用者自身が気になり落ち着かない場合もありますので確認が必要です。
2人体制での介助方法と1人体制の介助方法を実施しました。身体の使い方になかなかうまくいかず利用者様から身体が離れてしまうことも見られましたが、身体の使い方や重要なポイントを学ぶことで皆さんスムーズに行うことが出来ました。
1人体制では、協力動作の声掛けを行いながら出来る限り出来る所はご本人に協力を頂きながら実施しました。
研修を通して多くの技術を学び、現場で活かしながら専門職としての介護技術をしっかりと身についていきたいです。また、排泄に関しては利用者様の気持ちに寄り添いながら安心してご支援させて頂けるコミュニケーションも重要であると感じました。これからまだまだ知識を深めて取り組んで行きたいです。