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第7回 中堅スタッフ社内研修(Web研修)

2023年2月13日 古城裕喜講師による社内研修

「 他職種連携 」

今回のテーマは「他職種連携」です。他職種連携について現場での困りごとや悩んでいる事について情報を共有しながら古城裕喜講師よりご講義を頂きました。

ニコニコタウンきいれ    グループホーム瀬々串

古城講師より、他職種連携、医療連携について困っている事はないかという問いかけがあり、参加者より「医療連携では食事の場面で利用者様の嚥下状態などについて、看護師や栄養士、ケアマネージャーとうまく連携が取れているかが課題です。介護スタッフの気付きが遅れてしまうことがあるという点をどう改善すべきか考えています。」との意見がありました。

古城講師より医療連携では、私たちは看護師や医師などの専門職に繋ぐことが基本的な連携であるとお話がありました。医療職の方々と情報を相談できる環境が大切であるということです。

介護福祉士と看護師では持っている知識や情報に違いがあります。お互いの役割やお互いの能力をしっかりと理解しておくことが求められ、お互いが同じような能力を求めてしまうという関係性の難しさがあると考えられます。

古城講師より職種によっては目的や目標に違いがあるとお話がありました。介護職はご利用者様の生活を中心に見ています。どのような生活を送りたいのかを模索しながらご支援をしています。一方、看護師や医療職の方たちは、ご利用者様の健康状態を主に見ているため、視点に違いがあり医療連携で上手くいかないケースがあります。そのため、ご利用者様の目的を共有する必要性があります。手段についての連携が多く、なぜそれが必要なのかをよく話し合いをすると、介護職も看護職も最終的には目的や目標は同じであるケースがほとんどだとお話しされました。情報提供のあり方や工夫の仕方について学びを深める必要性があります。

メディホーム瀬々串   ニコニコタウンきいれ

研修では事例をもとに~状況変化~:こんな時、普段どうしてる?というテーマで効果的な情報提供のあり方を学びました。基本的に施設であれば看護師がいますのですぐに状態を見てもらえますが、在宅での状況であれば状態変化を①誰に②いつ③どのようにして情報提供をしたり支援を協働したりするかを考えます。

医療法人参天会   きいれセントラルクリニック

各事業所で看護師や医師との連携はそれぞれの工夫が必要となります。話し合いを行い、色々な情報提供のあり方を考える事が大切であるとお話し頂きました。

訪問介護   ニコニコタウンきいれ

今回のテーマ、他職種連携について学びを深める事が出来ました。参加者は現場リーダーとしても、利用者様に多面的なアプローチを提供するためにも、医療連携・多職種連携の理解を深める事が大切です。今後は職種にかかわらず、関係者と共に、同じ目的・目標を持ってより良いサービスを提供できるように努めてまいりたいと思います。

古城講師、お忙しい中ありがとうございました。

 

※研修は受講者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒等、室内換気も徹底して行っています。