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第4回 リーダー研修 2023

身体観察とリーダーシップ

第4回社内研修、古城裕順子師より「身体観察とリーダーシップ」についてご講義を頂きました。

いつもと違うと感じた時に、利用者の状態を観察します。その時に様々な症状が現れます。この症状からどんな病気が隠れているかを考えました。脳梗塞・肺炎・骨折・褥瘡など症状に特徴があります。この症状の情報からどの様な病気が隠れているかを予測します。注意が必要なのは「胸が痛い」との訴えがあった場合には、心筋梗塞や狭心症の疑いがあるので様々な病気を予測しながら判断し報告をおこなわなければなりません。

勉強の過程で症状を学び、更に経験を通してどの様な病気かを予測することが出来ます。ましてや介護の現場が初めての後輩はゆっくりと専門的知識を学んでいきますが、ゆっくりの中でも現場で経験することは宝物のような場面です。次に同じような事が起きた場合には、自分である程度は解決できるような目標を掲げます。先輩のお仕事は自分と同じ仕事が出来る人を育てるお仕事ですと古城講師よりお話がありました。

後輩から「先輩、Aさんが何か変です」の気づきの質問に対して「え?どんな感じ」と確認を行います。後輩より「いつものようにトイレに誘導しようとしたらまっすぐ歩けないです」の返答に対して、先輩役と後輩役に分かれコミュニケーションのロールプレイを行いました。まっすぐ歩けない情報から繋がる事故で、一番怖いのは転倒事故です。例えば昨日の夜に眠れず、ふらついているのか?また病気からの症状を予測した場合に脳梗塞も考えられます。

指導は「お互いの成長」であり、人としてお互いに成長させてもらっています。相手の意見を聞く事で気持ちが動き相手との関係性が良くなっていきます。マズローの欲求階層説から後輩の満たされていない欲求に対して先輩がどの様に察知して関わる大切さを学びました。日頃から多くの声を掛け、後輩との関りを多く持ち、後輩のニーズを察知し指導することが大切だと学びました。

今回のテーマ、身体観観察とリーダーシップついて学びを深める事が出来ました。スタッフ教育において、どこまで出来て、どこが出来ていないかを把握し、後輩職員が自信を持ち、専門職員として成長が出来るようにリーダーシップを図り、後輩職員と多くの関りを持ちながら後輩指導に取り組んでいきたいと思います。後輩職員のニーズを察知し、一人一人の成長の自信に繋げる事が出来るように今後も頑張ります。利用者様が安心しながら満足して頂けるケアサービスを提供できる様にスタッフのチーム力向上に努め取り組んでまいります。本日は、古城順子講師ありがとうございました。

※研修は受講者の体調・体温・接触管理・ワクチン接種・手指消毒等、室内換気も徹底して行っています。