【イベント報告】生涯活躍のまち in 鹿児島
もっとよくなる「ごちゃまぜ」のコミュニティ
2025年1月29日(水)
鹿児島県鹿児島市喜入町にあるきいれセントラルクリニック 5F にて、【もっとよくなる「ごちゃまぜ」のコミュニティ 生涯活躍のまち in 鹿児島の現在と未来】が開催されました。
4名のゲストをご招待し、基調講演・報告・パネルディスカッションという内容です。
90名を超えた方々がシンポジウムをお聴きになりました。
- 雄谷 良成 様 (おおや りょうせい)
社会福祉法人佛子園理事長・公益社団法人青年海外協力協会会長・一般社団法人生涯活躍のまち推進協議会会長 - 中村 智瑛 様 (なかむら さとあき)
内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局参事官補佐 - 松田 智生 様 (まつだ ともお)
一般社団法人生涯活躍のまち推進協議会理事・株式会社三菱総合研究所主席研究員 - 芳地 隆之 様 (ほうち たかゆき)
一般社団法人生涯活躍のまち推進協議会事務局長
基調講演
雄谷様に講演していただきました。熊本地震や能登半島地震などのボランティアや青年海外協力隊として日本国内はもちろん海外でもご活躍されています。
石川県輪島市にて、高齢者施設やカフェ、ゲストハウス・バー、入浴施設などを1つのエリアで運営されており、日頃から防災を意識した取り組みをされています。
また、生涯活躍のまち推進協議会会長として地方創生を頑張っている団体を支えておられます。
人は日頃からの信頼が積み重なり大きな力になることを輪島市で展開されている実例を中心に、いろいろな人が「ごちゃまぜ」のタウン構想を伝えていただきました。
報告 国の政策:地方創生2.0と生涯活躍のまち
中村様にご報告いただきました。地方創生について、データや全国各地の好事例を中心にご報告されました。東京圏への一極集中の流れを食い止めることが出来なかった10年間。一方、国民の持つ価値観が多様化する中で、多様な地域・コミュニティの存在こそが、国民の多様な幸せを実現することを強くおっしゃっていました。
報告 生涯活躍のまち・成功のポイント
松田様にご報告いただきました。地域活性化、高齢社会、アクティブシニア論の第一人者として、中央官庁・自治体・企業の委員、アドバイザーを歴任された松田様は、全国各地の生涯活躍のまち成功例をご報告されました。「逆参勤交代」をキーワードに多くの方々が連携して一歩踏み出す勇気が生涯活躍のまち成功のポイントだと伝えてくださりました。
パネルディスカッション
ゲストの4名と医療法人参天会理事長 新田博之を含めて、喜入の現状と未来についてパネルディスカッションをしました。
※ゲストの方々はシンポジウム開始前に、喜入駅とトレーニングセンター「ユニータ」を見学されました。
●喜入駅
昨今、利用者数が激減した喜入駅。無人駅になった現在、株式会社エヌ・ケイ・カスタマイズ様が駅構内を委託されることになりました。カフェやショップなどの構想はありますが、実際に運営するとなると色々な問題が浮かび上がってきます、と株式会社エヌ・ケイ・カスタマイズ代表者様から質問がありました。雄谷様のアイデアが思い浮かぶ毎に会場は驚きの声。全国各地の実例を応用した考えをお話しくださいました。
●鹿児島ユナイテッドFC
鹿児島市がホームタウンでJ3リーグ所属の鹿児島ユナイテッドFCのトレーニングセンター「ユニータ」が喜入にあります。現在はクラブハウスを建設中で、今後はサポーターや観光客が増加することが予測されます。そのため喜入駅や観光地、企業や市役所などとコラボするのがマストという意見がありました。鹿児島ユナイテッドFCの代表者様からも地域との繋がりについての質問があり、芳地様と中村様がお答えしてくださりました。
ゲストの皆様、この度は【もっとよくなる「ごちゃまぜ」のコミュニティ 生涯活躍のまち in 鹿児島の現在と未来】にご参加いただきありがとうございます。これから地域に貢献していけるよう、精進してまいります。