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第2回 新人セミナー

第2回 新入社員研修カリキュラム(2021年4月20日)

先週から開講した新入社員研修カリキュラム。
講師は鹿児島国際大学 福祉社会学部 社会福祉学科 田中安平 教授 にお越しいただいております。カリキュラムの詳細は、当法人の新着メッセージ「第1回 新人セミナー」の記事にありますので、そちらも是非ご覧ください。

第1部 介護の本質・定義
介護の本質とは何か。それは、介護者が本人の生活の質についてご利用者本人、関係者と、とことん考えること。そして、本人が望む生活にするため常に「何が出来るだろう」と考え、発信、行動することにあると話されます。今回のカリキュラムには、介護福祉士をはじめ、今後資格取得を目指す無資格の方、理学療法士、各専門職が参加しています。自身の立ち位置や、目指していく場所、連携を行っていく他職種、それぞれの目線から介護の本質について考えることのできる機会となりました。

第2部 介護と看護
保健を介在した医療と福祉の関係を図に示しながら、介護の専門性があることを理解していきました。事例検討では糖尿病のある高齢者が、「私もみんなと一緒にケーキを食べながら茶話会に参加したいなぁ。」と発言があった時に、介護職はどのようにかかわっていくのか、医療的観点を交えながら専門性を考えました。
「説得ではなく、納得してもらえるような声掛けを行う必要がある。」という教授の言葉に、新入社員たちも、現場のご利用者を連想していました。

長年現場で働いてきた田中教授は、常にご利用者の「生活の質」に責任を持つことで、他業種と対等にかかわってきたことをご高話いただきました。

「正しいことは、善だろうか?」
移り変わる社会に対応しながら、専門職は常に試行錯誤し、専門性を磨いていく事の大切さを学ぶことのできる講義となりました。

田中教授、本日はありがとうございました。