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第6回 新人セミナー

第6回 新入社員研修カリキュラム(2021年7月6日)

コロナ感染予防対策で一時中止していた研修カリキュラムが、約2か月ぶりに再開しました。
入社3か月が過ぎ、試用期間も終了した新入社員の皆さんが、1人もかけることなく、受講することができました。
講師は鹿児島国際大学福祉社会学部から田中安平教授にお越しいただきました。カリキュラムの詳細は、当法人の新着メッセージ「第1回 新人セミナー」の記事にありますので、そちらも是非ご覧ください。
本日も前回講義の質問への回答から始まりました。毎回、行われる質疑回答が新入社員たちの学習意欲の向上につながっています。
第1部 日本的ということ
まず私たちが行っている介護とは、直接的な対人援助であり、運用上においては、国民性を反映した極めて地域色の高いものである。それは、利用者である要介護者の意識は、彼らの育まれてきた社会的土壌、地域的風土、そして家庭環境に強い影響を受けやすいからだということをご講話いただきました。

社員「仕事をする中で、日本という枠で考えたことがなかった。私たち自身の、思考の癖や世代ごとの価値観の違いを理解することで、ご利用者様とのかかわりの質がぐんっと変わってくるような気がしました。」

第2部 施設介護と在宅介護
施設と在宅についての差異を明確にし、利用者の状況に合わせた選択の必要性を説く。
そこには、家族や周りにいる他者の感情論的なところだけではなく、利用者と利用者を取り巻く環境にも広く目を向け、あらゆる状況の想定が必要であるとのことだった。

利用者が独居であるか否か、身寄りがあるかどうか、身体状況は、地域での立ち位置は、入居する施設、保険者など、無数に感じる利用者の背景に目を向けることが専門職としての役割だと再認識できる講義となりました。

田中教授、本日は本当にありがとうございました。