第4回 無料福祉講座
体成分・歩行年齢を分析測定しました!
2024年2月10日(土)
きいれセントラルクリニックにて第4回 無料福祉講座を開催しました。
鹿児島市内にお住まいで、介護・福祉に興味があられる約30名の方が参加されました。
今回は、「 講義 + 測定 」の体験型講義という新しいスタイルでお迎えいたしました。
男性介護が増加中
令和4年度厚生労働省の調査によると、要介護者と認定された方が在宅で生活している場合、全体の45.9%が同居家族が介護をしています。訪問介護(ヘルパー)などの事業者を利用している方は、約6人に1人(15.7%)となっています。また、80歳代の要介護者を介護している同居家族の3割は80歳以上となっています。いわゆる、「 老老介護 」になっております。さらに女性の方が認知症を発症しやすいことを踏まえ、在宅での男性介護者が増加している状況です。
介護度が高くなればなるほど介護に費やす時間が増え、要介護4で41%・要介護5では63%が終日介護をしています。
参照:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況,IV 介護の状況」
内閣府の調査では各年代の介護・福祉に関わる問題が示されております。
≪ 65 ~ 74 歳 ≫
・暮らしに喜びを感じており、介護サービス費の負担が不安になりだします。要介護者がいない傾向があります。
≪ 75 ~ 84 歳 ≫
・暮らしに喜びを感じていない傾向あり。介護サービスの手続きに不安を感じ、80歳~84歳では介護が必要になっています。
≪ 85 歳以上 ≫
・暮らしに喜びを感じていない傾向あり、要介護者が増加しています。緊急時に対応できる医療機関がなく、介護に関する情報が不足しています。
参照:内閣府「令和4年度 高齢者の健康に関する調査結果(全体版)」
相談できる人が近くにいない・誰にすればいいのか分からないという事が大きな問題とされています。その対策として家族(子供や親せき)同じ境遇の人たち、専門家(市役所の担当課やケアマネジャーなど)と話すことが大切になってきます。そうすることで、今まで誰にも打ち明けることができない悩みを口に出し心が軽くなるのはもちろん、特別障害者手当や・重度心身障害者医療費助成制度、介護手当や一人暮らしや寝たきり高齢者へのサービスなどについて知ることができます。
自分の身体は何歳??
後半は、体成分と歩行年齢の測定会をしました。
体の成分は、①体水分・②タンパク質・③ミネラル・④体脂肪の4つで構成されています。この4つを中心に測定分析するのがInBodyです。栄養評価や肥満指標、筋肉量までわかるようになっています。
歩行年齢はNEC歩行姿勢測定システムで測定しました。3Dセンサに向かって歩くだけで、適度な速さやふらつき、姿勢など測定します。測定結果は性別や年齢に応じた基準で点数化します。
測定された方からは「ミネラルが足りなかった、改善策も教えていただけて為になりました」「肥満気味と言われたので運動する機会を増やします」「歩行年齢が実年齢より若かったので運動を続けようと思う」などの感想をいただきました。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。